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科学的地域環境人材アナリスト(三重大学)の認定証書が届きました。

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このたび、三重大学による「科学的地域環境人材アナリスト」養成プログラムを修了(9月25日)し、正式な認定証書が手元に届きました。 本認定は、地域社会における複雑化・多様化する課題に対し、「科学的・専門的視点」と「実務知識」の両面からアプローチできる人材を認定するために設けられたものであり、都市・農村・自然環境を横断的に理解し、持続可能な地域形成に貢献することが求められています。 プログラムでは以下のような専門領域を中心に学びました ・GIS(地理情報システム)を用いた地域分析 土砂災害危険区域や浸水想定区域の可視化、防災拠点の配置計画の検討に応用可能。 ・エビデンスベース(EBPM)に基づく地域政策の構築 直感や慣習に頼らず、統計・実地データに基づいた地域施策立案を行うための理論と方法。 ・社会環境リスクの特定と評価(リスクアセスメント) 高齢化や過疎化といった地域社会の脆弱性と、それに伴う災害・孤立リスクの定量評価。 ・SDGs・レジリエンスの視点からの地域づくり 環境・社会・経済の3側面のバランスを考慮した計画立案と、地域レベルでの持続可能性評価。 私自身、すでに長崎県防災推進員や文化遺構の保全、社会教育の分野で公益活動を実践してきておりますが、今後はこの資格(称号)を基盤に加え、「現場と学術の橋渡し役」としての機能を一層強化していきたいと考えております。 とりわけ、災害リスクの「見える化」と「伝わる化」は喫緊の課題です。 行政や地域住民、NPO、専門家が協働できる“共有言語”を作るため、GISを活用したマップ作成やワークショップの実施も視野に入れています。 これからも、地域の実情に根ざしながら、科学的思考と市民感覚を両立させた公益活動を進めてまいります。