大村市の未来を創る「市民会議」への参画と論考公表のお知らせ
皆さま、こんにちは。 このたび、令和6年度に開催された「第6次大村市総合計画市民会議」(大村市のミライを考える市民会議)に市民メンバーとして参加し、その実践を踏まえた論考をまとめて発表いたしました。 ▷市民会議とは? 「大村市のミライを考える市民会議」は、市が2050年の将来像を描くために設置した制度外の市民参画の場です。 42名の市民が5つの班に分かれ、 子育てしたいまち 働きたいまち 自分らしく住み続けたいまち 人がつながるまち 訪れたいまち というテーマで半年間にわたり、未来を見据えた議論を重ねました。 私自身は「人がつながるまち大村」班のメンバーとして参画。地域コミュニティの希薄化、世代間交流の不足、AIの活用など、現代的かつ未来志向の課題と向き合い、具体的な政策提案にも挑戦しました。 例えば「中高生によるジュニア議会の創設」など、若い世代も政策形成に参画できる仕組みづくりを提案し、多様な意見が活発に交わされました。 ▷論考のポイント 今回発表した論考では、以下の点に焦点を当てています。 市民会議の高度な有用性 単なる意見募集の場ではなく、市民が主体的に政策を考え、提案書として正式に行政へ提出できること。 このプロセスが市民の自治意識を育み、政策の質向上に貢献している点。 議会との補完的関係の可能性 市民会議は議会制度の「外」にあり自由で柔軟な議論が可能。 今後は市議会や議員と情報共有を図り、議会での政策審議にも活かす仕組みづくりが望まれること。 参加者相互の新たな公共圏の形成 議論の過程自体が、市民同士の新しいつながりを生み出し、地域の公共性を高めていること。 今後の課題と展望 政策反映の透明性確保や多様な層の参加促進、議会との制度的連携強化など、持続可能な市民参画のための課題整理。 ▷なぜ、この論考を公表したのか? 地方自治体の政策形成は従来、行政や議会主導が中心でしたが、これからは市民の直接的な参加がますます重要になります。 私自身の参画経験を踏まえ、実践的かつ制度的にどのような意味があり、どう進化させていくべきかを明らかにしたかったためです。 また、議会と市民会議が互いに補完し合い、開かれたガバナンスを実現することが、地域の未来にとって不可欠と考えています。 ▷最後...