【報告】長崎県防災推進員養成講座研修修了と地域防災実践への決意




令和5年12月10日(9日、10日の2日間)、私は、長崎県主催の「長崎県防災推進員(自主防災リーダー)」養成講座を修了し、同日、日本防火・防災協会主催の防災士研修会、さらに消防庁主催の救命・救急講習に参加、すべてを修了いたしました。

これにより、地域における多機能的な防災人材としての基礎的な知識・技能を体系的に修得する機会を得ました。

本講座では、防災学の本格的な座学に加えてグループワークやロールプレイ、模擬災害対応訓練などが取り入れられ、非常に実践的かつ濃密な内容で構成されており、防災を“知る”だけではなく、“行動に移す”ための力を身につけることができました。


▷防災心理学の視点からの心理的支援と地域力の強化

私が特に重視しているのは「防災心理学」の応用です。災害時、人間は合理的に動けるとは限りません。ストレス下における判断、群集心理、災害弱者への配慮など、心理的要因が避難行動や地域の協力体制に大きく影響します。

今回の研修では、災害ストレスとトラウマ反応、PTSD予防、平時からの心理的備えといったテーマについても触れられ、より専門的な知識を深めると同時に、自らの活動における“人間理解”の重要性を再認識しました。

防災推進員としての実践的使命

防災推進員としての役割は、単なる防災の知識伝達にとどまりません。地域におけるリスクコミュニケーションの確立、防災計画策定支援、住民の防災力の可視化と向上、行政との連携促進など、非常に多岐にわたります。

今後は長崎県、特に大村市における地域特性に即した形で、防災教育、防災訓練、防災意識啓発を多角的に展開し、災害に強いまちづくりに寄与してまいります。また、防災・減災の観点から政策提言や地域連携の仕組み作りにも積極的に関与する所存です。


今回の講習には、自治体職員、消防団員、医療関係者、福祉施設職員、学生など、多様な分野からの参加者が集まりました。立場の違いを超えて、防災という共通の目的のもとに協力し合えた時間は非常に有意義であり、今後の活動においてもこのネットワークは貴重な財産となります。

ご一緒した皆様には心より感謝申し上げます。今後もそれぞれの立場から「顔の見える防災」を実践していけたらと思います。


今回得た知見と経験は、私の公益活動家としての立場をさらに深めるものであり、社会教育・地域福祉・文化保全などとも有機的に接続できると確信しています。

私は、皆が連携する社会構造の確立を目指し、今後も地域密着型の防災・減災活動に精励してまいります。

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