島原の土石流被災家屋保存公園とがまだすドームを見学しました
本日、長崎県島原市にある「土石流被災家屋保存公園」と「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」を見学しました。
▷1991年、忘れてはならない島原の土石流災害
がまだすドームに展示されている写真や映像、そして現地にそのまま残された被災家屋を目の前にすると、改めて「自然災害の猛威」と「人の命の重み」を痛感します。
土石流に呑まれた住宅は、いまもあの日のまま。
屋根も壁も押しつぶされ、車は巻き込まれたままの姿で保存されています。
「もうこの場所に家族はいない」
その事実が、胸に強く刺さりました。
▷防災は「誰かを守る力」に変えられる
見学を終えて感じたのは、こうした災害の記憶を「過去の悲劇」で終わらせるのではなく、次の命を守るための知恵や教訓に変える責任が、私たちにはあるということです。
一人の防災推進員として、
そして地域に関わる人間として、
「気づくこと・伝えること・動くこと」の大切さを改めて胸に刻みました。
▷平時にこそ、防災を
土砂や火山災害は、九州の多くの地域にとって、他人事ではありません。
島原で学んだことを、大村のまちづくりや日常の巡回活動、公益活動にも活かしていきます。
災害は、静かに近づきます。
だからこそ、静かなうちに備える力を磨いておきたいですね。
今後も、各地の防災施設や災害遺構を訪ねながら、
「命を守る知恵」を皆さんと共有していけたらと思います。