警察が実施している【不当要求防止責任者講習】を受講してきました。


このたび、長崎県警察本部が実施している【不当要求防止責任者講習】を受講してきました。


この講習は、企業や団体の責任者が、反社会的勢力(いわゆる暴力団など)からの不当な要求に対して、法令に基づいた正しい対応をとるために設けられているものです。


私は、これらの知識を、地域や私が関わる団体で活かしてまいりたいと考え、参加したのは2024年8月22日での講習会で、私が主宰する団体の幹部と共に受講してまいりました。


当日は、様々な方がおられ、企業の総務・法務担当者や、各団体の主に役員など、30名ほどが参加していました。


講習では、大村警察署の警察官の方が講師となり、次のような内容が展開されました。

  • 長崎県内でも依然として存在する暴力団や準構成員
  • 名前を変えて活動する「偽装団体」や、一般市民に成りすました接触
  • 契約や支払いに関するクレームを装い、金銭や便宜供与を迫る
  • SNS等で誹謗中傷をちらつかせて沈黙や謝罪を強要する
  • 地域の行事や奉仕活動に「協力」と称して介入しようとする

まさに、地域で活動している私たちにも無関係ではないと実感し、次のようなことを考えました。

  • 不当要求に対しては、「即断・即対応せず、記録を残す」こと
  • 団体内で共有したうえで、長崎県警または暴力追放センターへ相談すること
  • “交渉しない・妥協しない・個人で抱え込まない”という姿勢が、最大の防御であると学びました。



私は、このページから申し込みし、直接、警察署にお問い合わせしました。


不当要求防止責任者講習について(長崎県警察)

講習申込書のダウンロード、開催日程のお知らせなどもこちらに掲載されています。


私はこれまで、忠霊塔の保全活動や地域の防災・防犯活動に携わってきました。


そのなかで時に、「地域を守る活動であっても、理不尽な要求や圧力を受けることがある」ことを肌で感じてきました。


今回の講習は、そんな現場の私たちにとって、まさに“知識という防具”を得られる機会でした。


自分が責任者として備えるだけでなく、仲間や市民団体、ボランティアの皆さんともこの知識を共有し、「いざという時、誰もが相談できる体制」を整えていきたいと思います。


暴力団排除は、警察だけの役割ではなく、市民一人ひとりの意思と知識で支えられる時代です。


受講を通じて、改めて実感しました。


私たちが安全・安心な地域を築くには、「知らなかった」では済まされない現実があります。


不当な要求には、毅然と、かつ冷静に対応する力が必要です。
今回の講習は、その“最初の一歩”として、大きな学びでした。



詳しくは長崎県警のページをご覧ください:
不当要求防止責任者講習申込書ダウンロードページ(長崎県警)

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